蛇行とは?
だこう
蛇行とは、河川や道路などが曲がりくねって進む地形・経路のことで、特に河川が平野部でS字状に曲がりながら流れる現象を指します。
蛇行(だこう)とは、河川・道路・地層などが直線を描かず、蛇のようにS字状・波状に曲がりながら進む形状や現象のことです。地形学では主に河川の蛇行を指し、英語では「meander(ミアンダー)」と呼ばれます。この語はトルコのマイアンドロス川(現・ビュクメンデレス川)に由来します。
河川の蛇行は次のようなしくみで生じます。流れが少し曲がると遠心力によって外側(攻撃斜面)に水流が集中して侵食が進み、内側(滑走斜面)では流速が落ちて砂礫が堆積します。この非対称な侵食・堆積が繰り返されることで曲がりがどんどん大きくなり、S字状の蛇行が形成されます。
蛇行が進むと以下のような地形が生まれます。
- 三日月湖(旧河道湖):蛇行が切り離されてできる三日月形の湖
- 氾濫原:蛇行する河川が繰り返し氾濫してできた平坦な低地
- 自然堤防:河川沿いに盛り上がった微高地
蛇行は主に勾配が緩やかな平野部や下流域で見られます。利根川・信濃川など日本の大河川の中・下流域でも典型的な蛇行地形が観察されます。蛇行は洪水リスクを高める一方、豊かな生態系を育むため、近年は直線化された河川を自然な蛇行に戻す河川再生の取り組みも行われています。
使い方・例文
「大河川の下流では蛇行が発達し、かつての河道が三日月湖として残っている」という地理の授業や、「工事車両が蛇行しながら山道を下った」のように曲がりくねって進む様子を表す場面でも使われます。
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