ロマネスク建築とは?
ろまねすくけんちく
ロマネスク建築とは、10〜12世紀にヨーロッパで栄えた、厚い石壁と半円アーチを特徴とする中世建築様式です。
ロマネスク建築(Romanesque architecture)とは、おおよそ10世紀から12世紀にかけてヨーロッパ全域で発展した建築様式です。「ロマネスク」とは「ローマ風の」という意味で、古代ローマ建築のアーチや石積み技術を継承・発展させたことに由来します。
この様式の主な特徴は以下のとおりです。
- 半円アーチ:窓・扉口・身廊の天井など随所に用いられ、重厚な印象を与える
- 厚い石壁:石造りの天井(ヴォールト)の荷重を支えるため、壁は極めて分厚く窓が小さい
- ずんぐりとした塔:教会堂の西正面や交差部に四角形または円形の塔が立つ
- 柱頭彫刻:聖書の場面や動植物を題材にした装飾が施される
代表的な建造物としては、ピサ大聖堂(イタリア)、ウォームス大聖堂(ドイツ)、ダラム大聖堂(イギリス)などが知られています。日本でも修道院建築の影響を受けた明治・大正期の教会建築にロマネスク様式の意匠が取り入れられた例があります。
ロマネスク建築はその後、より高く軽快なゴシック建築へと発展しました。重厚で素朴な美しさをもつこの様式は、中世ヨーロッパのキリスト教世界を象徴する建築遺産として今日も高く評価されています。
使い方・例文
ピサの斜塔と並ぶピサ大聖堂の白大理石の外壁と半円アーチが、ロマネスク建築の典型として世界遺産に登録されています。
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