建築様式とは?
けんちくようしき
建築様式とは、ある時代・地域・文化に共通する建物の形式・構造・装飾の特徴をまとめた概念です。
建築様式(けんちくようしき)とは、特定の時代・地域・民族・宗教・思想を背景として形成された、建物のデザイン・構造・素材・装飾などに共通して見られる特徴的な表現形式の総称です。「スタイル(style)」とも呼ばれます。
西洋建築の歴史では、古代ギリシャのドリス式・イオニア式・コリント式に始まり、ローマ建築・ビザンティン・ロマネスク・ゴシック・ルネサンス・バロック・新古典主義・近代建築(モダニズム)と時代ごとに様式が移り変わりました。それぞれ構造技術・宗教的要求・哲学的背景を反映しており、様式を見ることでその建物がいつ・どこで建てられたかを判断する手がかりになります。
日本建築にも固有の様式が存在します。
- 寝殿造り:平安貴族の邸宅様式
- 書院造り:武家社会で発展した和室の原型
- 数寄屋造り:茶の湯の美意識を取り入れた洗練された様式
- 社寺建築:神明造・大社造・禅宗様など神社仏閣の各様式
20世紀以降のモダニズム建築は国際様式(インターナショナルスタイル)として世界に広まり、地域固有の様式を越えた均質化が進みました。一方、ポストモダン以降は地域性・歴史性を取り戻す動きも生まれており、現代建築における様式の問い直しが続いています。建築様式の理解は、歴史・文化・技術の総合的な読解に欠かせない視点です。
使い方・例文
ゴシック建築様式の教会は尖頭アーチ・フライングバットレス・ステンドグラスを特徴とし、パリのノートルダム大聖堂がその代表例として広く知られています。
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