ドリス式とは?
どりすしき
ドリス式とは、古代ギリシア建築の三大様式のひとつで、柱頭が簡素な円盤形をした力強い様式です。
ドリス式(ドリスしき、Doric order)は、古代ギリシア建築における三大オーダー(様式)のひとつです。イオニア式・コリント式とともに西洋建築の根幹をなす様式で、紀元前7世紀頃にギリシア本土やシチリア・南イタリアのギリシア植民地で発展しました。
最大の特徴は、その簡潔で重厚な造形にあります。
- 柱頭(キャピタル):装飾を極力省いた円盤形のエキヌスと正方形のアバクスのみで構成
- 柱身:基礎(ベース)を持たず直接床(スタイロベート)から立ち上がる
- エンタブラチュア:トリグリフ(三条溝)とメトープ(彫刻板)が交互に並ぶフリーズが特徴
- 全体の印象:太くて短い柱と重厚なプロポーションが男性的な力強さを表す
代表的な建造物はアテネのパルテノン神殿(紀元前5世紀)やオリンピアのゼウス神殿などです。ローマ建築にも取り入れられ、ルネサンス以降の西洋建築にも繰り返し影響を与えました。シンプルで普遍的な美しさから、現代でも公共建築や記念碑的建築に用いられています。
使い方・例文
「パルテノン神殿を訪れると、太く短い柱と簡素な柱頭にドリス式の力強い様式美を実感できます。」
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