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イオニア式とは?

いおにあしき

イオニア式とは、古代ギリシア建築の三様式のひとつで、柱頭に渦巻き形の装飾(ヴォリュート)が付く優美なスタイルです。

イオニア式(イオニア・オーダー)は、古代ギリシア建築における三大オーダー(様式)のひとつで、ドーリア式コリント式とともに西洋建築の基礎なす構成要素です。紀元前6世紀ごろ、エーゲ海東岸のイオニア地方(現在のトルコ西岸)で発展し、アテナイをはじめギリシア各地に広まりました。

最大の特徴は柱頭(キャピタル)に施された渦巻き形の装飾(ヴォリュート)です。横から見ると羊の角のように巻いたこの意匠が、ドーリア式の重厚・簡素なキャピタルと明確に区別されます。柱身にはエンタシス(中ほどのわずかなふくらみ)が付き、縦に細かい溝(フルーティング)が刻まれています。柱は台座(ベース)の上に立つ点もドーリア式と異なる点です。

全体的な印象はドーリア式より細身で軽やかであり、優雅・繊細・知的といった性格が与えられてきました。代表的な建築物としては、アテネのエレクテイオン神殿やエフェソスのアルテミス神殿が挙げられます。

ローマ建築やルネサンス以降の西洋建築にも継承され、現代でも公共建築や銀行建築などに装飾として用いられています。

使い方・例文

美術史や建築史の授業で「柱の様式を見分ける」練習をする際、渦巻き形の柱頭があればイオニア式と識別するのが基本とされています。

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