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ヴォリュートとは?

う゛ぉりゅーと

ヴォリュートとは、古代ギリシャ建築のイオニア式柱頭に見られる渦巻き状の装飾モチーフで、西洋建築史における重要な意匠のひとつです。

ヴォリュート(Volute)とは、渦巻き状(スパイラル状)の装飾モチーフを指す建築・美術用語です。語源はラテン語の「volvere(巻く)」に由来します。西洋建築において最もよく知られる用例は、古代ギリシャイオニア式(Ionic Order)柱頭(キャピタル)の両側に設けられた大きな渦巻き飾りです。

古代ギリシャ建築では、柱頭の様式によってドリス式・イオニア式・コリント式という三つのオーダー(様式)が分類されます。その中でイオニア式の柱頭を識別する最大の特徴がヴォリュートであり、アテネのエレクテイオン神殿などに代表的な実例があります。

その後、ルネサンス・バロック期の建築にも広く引き継がれ、ファサードの装飾や内装の梁・コーベル(持ち出し部材)の端部など様々な箇所でヴォリュートが用いられるようになりました。バロック建築ではより装飾的で動的な渦巻きが多用され、教会の正面デザインなどに豊かな変化をもたらしました。

美術の分野では、彫刻や金工品においても渦巻き状の装飾としてヴォリュートが現れます。また、バイオリンなどの弦楽器のスクロール(ペグボックスの先端の渦巻き)もヴォリュートと呼ばれることがあります。

使い方・例文

美術史の授業でイオニア式柱頭の写真が示されたとき、両側の渦巻き状の飾りを「ヴォリュート」と説明するのが典型的な使われ方です。

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