リュートとは?
りゅーと
リュートとは、中世からバロック時代にかけてヨーロッパで広く用いられた撥弦楽器で、洋ナシ形の胴体と複弦の弦を持つ古楽の代表的な楽器です。
リュートは、中世後期からルネサンス・バロック期(おおむね14〜18世紀)にかけてヨーロッパで最も重要な撥弦楽器のひとつとして普及した楽器です。その起源はアラビアの「ウード(al-oud)」にあり、十字軍の時代を経て西ヨーロッパに伝わったとされています。
外観の特徴として、洋ナシを縦割りにしたような丸みのある木製の胴体(バック)と、糸巻き部分が後ろ側に鋭く折れ曲がったペグボックスを持ちます。弦は通常コース(複弦)と呼ばれる2本1組の編成で張られており、指で直接つまびいて演奏します。
リュートの種類は時代によって変化しており、主なものには以下があります。
- ルネサンスリュート——比較的少ないコース数で明るい音色
- バロックリュート——低音弦を増やし、豊かな和音表現が可能
- テオルボ(キタローネ)——長い延長ネックを持つ大型の低音リュート
バッハやダウランドといった作曲家がリュートのために多くの作品を残しており、独奏楽器としてだけでなく通奏低音の伴奏楽器としても活躍しました。18世紀以降はギターに取って代わられましたが、現代でも古楽演奏の場で盛んに用いられています。
使い方・例文
「バッハのリュート組曲をリュートで演奏した録音は、古楽ファンに人気が高い。」古楽コンサートや映画・ドラマの中世・ルネサンスを舞台にした場面でも登場します。
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