エンタブラチュアとは?
えんたぶらちゅあ
エンタブラチュアとは、古典建築においてコラム(柱)の上に水平に載る梁・軒回りの構造部分の総称で、アーキトレーブ・フリーズ・コーニスの三層から成ります。
エンタブラチュア(entablature)とは、西洋古典建築において柱(コラム)の上部に水平に架かる構造体全体を指す建築用語です。古代ギリシャ・ローマ建築のオーダー(様式)を構成する重要な要素のひとつで、建物の外観や比例を決定づける役割を持ちます。
エンタブラチュアは下から順に三つの層で構成されます。
- アーキトレーブ(architrave):柱頭に直接乗る最下層の梁。シンプルな水平部材で構造的な荷重を受ける
- フリーズ(frieze):中間層。レリーフ彫刻や装飾帯が施されることが多く、物語性のある図像が刻まれる場合もある
- コーニス(cornice):最上層の軒蛇腹。外に突き出た形状で雨水を壁面から遠ざける機能と、視覚的な水平ラインを強調する役割を持つ
ギリシャ建築のドリス式・イオニア式・コリント式それぞれで、エンタブラチュアの装飾や比例が異なります。たとえばドリス式ではフリーズにトリグリフとメトープが交互に並び、イオニア式では連続した帯状の彫刻が多く見られます。
ルネサンス以降のヨーロッパ建築や新古典主義建築でも積極的に引用され、現代でも公共建築や記念碑的建物のデザインに影響を与えています。
使い方・例文
ギリシャのパルテノン神殿ではドリス式のエンタブラチュアが柱列の上に広がり、フリーズには神話の戦いを描いたレリーフが刻まれています。
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