アーキトレーブとは?
あーきとれーぶ
アーキトレーブとは、西洋古典建築において柱の上に直接載る水平の梁(はり)のことで、エンタブラチュアを構成する最下部の要素です。
アーキトレーブ(Architrave)は、西洋の古典建築において柱頭(カピテル)の上に直接乗る水平の構造部材を指します。ギリシャ語で「最初の梁」や「主梁」を意味する語に由来し、ラテン語を経て英語・日本語に取り入れられました。
西洋古典建築では、柱の上部に乗る水平部分全体を「エンタブラチュア(Entablature)」と呼び、アーキトレーブ・フリーズ・コーニスの三層構造で構成されています。アーキトレーブはその最下層にあたり、柱と柱の間に架け渡される最も基本的な横架材です。
建築のオーダー(柱式)によってアーキトレーブの形態は異なります。
- ドーリア式:装飾が少なくシンプルな平面
- イオニア式:二段ないし三段の水平帯(ファシア)に分割される
- コリント式:イオニア式に近いが、より豊富な装飾を持つことが多い
ルネサンス以降、アーキトレーブは古代ギリシャ・ローマ建築の復興とともに再び広く用いられ、ヨーロッパの宮殿・教会・公共建築に多数見られます。現代建築では装飾的な意味合いで扉枠や窓枠の縁取り部材にもアーキトレーブという語が使われることがあります。建築史・美術史を学ぶ上で避けて通れない基本用語のひとつです。
使い方・例文
パルテノン神殿の解説や西洋建築史の教科書で、「柱の上の梁の部分をアーキトレーブという」と説明される場面で使われます。
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