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メトープとは?

めとーぷ

メトープとは、古代ギリシャ建築のドーリア式神殿において、柱の上部に並ぶ帯状の装飾部分(フリーズ)に等間隔に配置された正方形に近い石板のことです。

メトープ(metope)とは、古代ギリシャ建築のドーリア式(ドーリック・オーダー)において、エンタブラチュア(柱の上部の水平部材)のフリーズ(帯状の中段装飾部分)に規則正しく配置された板状の石材のことです。メトープはトリグリフ(三本の縦溝を刻んだ部材)と交互に並んでおり、建物の外観に一定のリズムを与えています。

メトープの表面にはレリーフ(浮き彫り)が施されることが多く、神話の場面や戦闘の様子などが彫刻されました。代表的な例としては、アテネのパルテノン神殿のメトープが挙げられます。パルテノンのメトープには

  • ラピテス族とケンタウロスの戦い(ケンタウロマキア)
  • 神々と巨人族の戦い(ギガントマキア)
  • トロイア戦争の場面
  • アマゾン族との戦い(アマゾノマキア)
など、ギリシャ神話の重要な場面が表現されています。

メトープに施された彫刻は宗教的・政治的なメッセージを伝える役割も担っており、当時の社会や価値観を知る重要な歴史資料です。現在、パルテノン神殿のメトープの多くは大英博物館などに収蔵されており、ギリシャとの返還交渉の対象にもなっています。

使い方・例文

西洋美術史や古代ギリシャ建築を学ぶ際に登場するほか、博物館の古代ギリシャ展示や美術書でメトープのレリーフ作品を目にすることができます。

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