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レンズ雲とは?

れんずぐも

レンズ雲とは、山岳や丘などの地形によって生じる波状気流が原因で形成される、レンズや円盤のような形の特徴的な雲です。

レンズ雲(英語ではlenticular cloud)とは、山や丘などの地形の風下側に生じる定常的な波状気流(山岳波)によって形成される雲で、その名のとおりレンズ状や円盤状、または積み重なった皿のような形が特徴的です。英語では「レンティキュラークラウド」とも呼ばれます。

形成の仕組みは次のとおりです。山岳地帯に湿った空気が流れ込むと、障害物を越えた後に気流が上下に振動する「山岳波」が生じます。気流が上昇する部分では断熱冷却によって水蒸気が凝結して雲が生まれ、下降する部分では蒸発して消えます。この上昇・下降の繰り返しが雲の位置を山の風下側に固定させ、風が吹いていても雲が動かないように見えるという特徴を生み出します。

レンズ雲が現れやすい条件としては、以下が挙げられます。

  • 山の風下に安定した強い風が吹いている
  • 特定の高度で気層の安定性が高い
  • 空気が適度な湿度を持っている

その神秘的な外観から、古くからUFO目撃情報の原因として取り上げられることもあります。気象観測上は、レンズ雲の出現が山岳波の存在を示すサインとなり、航空機の運航(特に小型機)では乱気流の指標として注意が必要です。富士山周辺でもしばしば観察され「笠雲」と呼ばれる形態はその典型例のひとつです。

使い方・例文

富士山の山頂付近に円盤状のレンズ雲が現れると、「笠雲」として天気の変わり目を知らせるサインとして古くから知られています。

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