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山岳波とは?

さんがくは

山岳波とは、空気が山を越える際に生じる波状の大気振動で、航空機に強い乱気流をもたらすことがあります。

山岳波(さんがくは、英: mountain wave / lee wave)は、強い風が山岳地帯を越えるときに、山の風下側(lee side)に発生する大気の波動現象です。水面に石を投げたときに波紋が広がるように、山が障害物となって上空の気流が波状に振動します。

山岳波が発達する条件として次のものが重要です。

  • 山に対してほぼ垂直方向に強い風が吹いている
  • 大気が安定していて鉛直方向の混合が少ない
  • 山頂付近と上空で風速・風向が大きく変化しない

山岳波によって生じる特徴的な雲にはレンズ雲(笠雲)ロール雲があります。レンズ雲は波の頂点付近で空気が上昇・冷却されて形成されるもので、山頂に静止して見えますが実際には常に新しい空気が流れ込んでいます。

航空にとっての山岳波は重要な気象危険要因です。山岳波の中に発生するローター(rotor)と呼ばれる激しい渦流域では、大型機でも制御困難な乱気流が生じる場合があります。気象情報では「マウンテンウェーブタービュランス(MWT)」として警告が発せられます。グライダーパイロットは逆に山岳波の上昇気流を利用して高高度飛行を行うこともあります。

使い方・例文

ジェット機で山岳地帯を飛行中に突然の激しい揺れ(乱気流)に遭遇する場合、その原因が山岳波であることが多く、気象警報にも「マウンテンウェーブ」として記載されます。

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