レム睡眠とは?
れむすいみん
レム睡眠とは、睡眠中に眼球が速く動く特徴的な状態で、夢を見やすく脳が活発に活動しながら体の筋肉が弛緩している睡眠の段階です。
レム睡眠(REM睡眠)の「REM」は「Rapid Eye Movement(急速眼球運動)」の頭文字で、眠っている間に閉じた瞼の下で眼球が素早く動き続けることが名前の由来です。1950年代にユージン・アセリンスキーとナサニエル・クライトマンが発見しました。
睡眠は大きくレム睡眠とノンレム睡眠(NREM睡眠)に分かれます。一晩の睡眠では、約90分を1サイクルとしてレムとノンレムが交互に繰り返され、明け方に近づくにつれてレム睡眠の割合が長くなります。
レム睡眠の主な特徴は次のとおりです。
- 脳の活動が覚醒時に近いほど活発になる(夢を見やすい)
- 眼球が左右に素早く動く(急速眼球運動)
- 骨格筋(体幹・手足)が弛緩(筋緊張の消失)し、夢の動作が体に出ない
- 呼吸・心拍数・血圧が不規則になる
レム睡眠の機能として現在注目されているのは、記憶の整理と感情の調整です。日中に得た感情的な記憶が処理・統合され、「寝ることで気持ちが整理される」という経験の神経基盤とも考えられています。また、レム睡眠行動障害(RBD)では筋弛緩が起こらず、夢の内容を実際に体で演じてしまい、自傷・他傷の危険が生じることがあります。パーキンソン病などの神経変性疾患との関連も指摘されています。
使い方・例文
朝方に鮮明な夢を覚えていることが多いのは、明け方にレム睡眠の割合が増えるためで、このときに脳が活発に活動していることを反映しています。
この用語をシェア
最終更新: