リンパ浮腫とは?
りんぱふしゅ
リンパ浮腫とは、リンパ液の流れが滞ることで組織に液体が蓄積し、手足などが慢性的に腫れる状態のことです。
リンパ浮腫(リンパふしゅ)とは、リンパ管やリンパ節が何らかの原因で損傷・閉塞されることにより、リンパ液が正常に循環できなくなり、皮膚の下の組織に液体が過剰に蓄積して腫れが生じる慢性疾患です。
リンパ系は体内の老廃物や余分な水分を回収し、血液循環に戻す役割を担っています。この経路が障害されると、蛋白質を多く含む体液が組織内に溜まり、腫れ・重さ・皮膚の硬化(線維化)などが起こります。
主な原因には以下のものがあります。
- 原発性(一次性)リンパ浮腫:生まれつきリンパ管の発育に異常がある場合
- 続発性(二次性)リンパ浮腫:がん手術によるリンパ節郭清、放射線治療、感染症(フィラリアなど)が原因で起こる場合
日本では乳がんや婦人科がんの術後に発症するケースが多く、手術後数か月から数年を経て発症することもあります。完治が難しい疾患ですが、弾性ストッキング・弾性包帯による圧迫療法、リンパドレナージ(専門的なマッサージ)、適度な運動と皮膚ケアを組み合わせた複合的理学療法で症状をコントロールできます。
早期発見・早期対処が悪化防止の鍵であり、患者自身が日常的にセルフケアを続けることが重要とされています。
使い方・例文
乳がんの手術後にリンパ節を取り除いた患者が、数か月後から腕がむくんで重だるくなり、リンパ浮腫と診断されるケースが代表的な例です。
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