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リボソームとは?

りぼそーむ

リボソームとは、細胞内でタンパク質の合成を担う小さな顆粒状の細胞小器官で、すべての生物が持つ必須の構造体です。

リボソーム(Ribosome)は、生細胞の中でタンパク質合成(翻訳)を行う細胞内構造体です。DNAの情報がmRNA(メッセンジャーRNA)に転写され、そのmRNAの塩基配列をリボソームが読み取りながらアミノ酸をつなぎ合わせてタンパク質を作ります。リボソームは原核生物(細菌古細菌)から真核生物(動物・植物・菌類など)まで、すべての生命体が持つ普遍的な構造体です。

リボソームはタンパク質とRNA(リボソームRNA:rRNA)が複合体を形成した構造を持ちます。大小2つのサブユニットから構成されており、

  • 原核生物のリボソーム:70Sリボソーム(大サブユニット50S+小サブユニット30S)
  • 真核生物のリボソーム:80Sリボソーム(大サブユニット60S+小サブユニット40S)
というサイズの違いがあります(Sはスベドベリ単位)。この差を利用して、細菌の70Sリボソームだけを狙う抗生物質(ストレプトマイシン・テトラサイクリンなど)が開発されています。

リボソームは細胞質中に遊離した状態で存在するほか、真核細胞では粗面小胞体の表面に結合して分泌タンパク質や膜タンパク質を合成します。ミトコンドリアや葉緑体は独自の70S型リボソームを持つことが、これらの細胞小器官が細菌に由来するという「細胞内共生説」の根拠のひとつとなっています。2009年のノーベル化学賞は、リボソームの構造と機能の解明に貢献した研究者たちに授与されました。

使い方・例文

高校・大学の生物の授業では「タンパク質合成の場」としてリボソームが登場します。また、抗生物質の作用機序を学ぶ際に、細菌と真核生物のリボソームの違いが重要な話題になります。

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