リトルマガジンとは?
りとるまがじん
リトルマガジンは20世紀初頭から発展した少部数の文芸・前衛的な雑誌で、商業的制約を受けずに実験的な文学・芸術を発表する媒体として機能しました。
リトルマガジン(Little Magazine)は、20世紀を中心に欧米で発行された、少部数・非商業的な文芸雑誌の総称です。大手出版社が手がける商業誌とは異なり、小規模な同人・出版グループによって発行され、実験的・前衛的な文学作品や批評を世に送り出す役割を果たしました。
リトルマガジンの黄金期は20世紀初頭から中頃で、文学史上に残る多くの作品がこうした雑誌で初めて発表されました。代表的なリトルマガジンには以下のものがあります。
- 「ポエトリー(Poetry)」(1912年創刊、シカゴ):T・S・エリオットやエズラ・パウンドを世に紹介
- 「ザ・リトル・レビュー(The Little Review)」:ジェームズ・ジョイスの『ユリシーズ』を連載
- 「トランジション(transition)」:シュルレアリスムや実験文学を紹介
リトルマガジンが重要視される背景には、商業的な採算を度外視することで検閲や市場の制約を受けにくく、当時の主流とは異なる声や実験を掲載できた点があります。文学・思想の革新は多くの場合こうした媒体から生まれており、20世紀文学史を語る上でリトルマガジンの存在は欠かせません。
使い方・例文
「モダニズム文学を研究する際には、当時のリトルマガジンに掲載された作品や批評を調べることが不可欠とされている。」
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