ラグーン星雲とは?
らぐーんせいうん
ラグーン星雲とは、いて座の方向に位置する大型の散光星雲で、肉眼でも見ることができる代表的な天体です。
ラグーン星雲(Lagoon Nebula)は、NGC 6523とも呼ばれ、いて座の方向に位置する散光星雲です。地球からの距離はおよそ4,000〜5,200光年とされており、視直径が大きく、条件の良い暗い夜空では肉眼でもぼんやりとした光の広がりとして確認できます。
「ラグーン(潟湖)」という名称は、星雲内部に見られる暗い帯状の塵(暗黒星雲)が潟湖のように見えることに由来します。星雲全体は主にイオン化された水素ガス(HII領域)からなり、内部では活発に新しい星が誕生しています。星形成領域として天文学的にも重要な天体です。
中心部には散開星団NGC 6530が存在し、若い高温の星々が集まっています。これらの星から放射される紫外線が周囲のガスをイオン化させ、星雲を赤く輝かせています。また、星雲内には「ホーグルン」と呼ばれる渦巻き状の小さなガス構造も観測されており、強力な恒星風がガスを動かして形成されると考えられています。
望遠鏡を用いた観測では赤や桃色の美しい輝きが広がり、天文愛好家にも人気の天体の一つです。写真撮影でもその壮大な姿が記録されており、宇宙の星形成のダイナミズムを示す好例とされています。
使い方・例文
天文雑誌やプラネタリウムの解説で「ラグーン星雲はいて座に位置し、双眼鏡で見ると広大なガスの広がりが確認できる」のように、初心者にも親しみやすい観測対象として紹介されます。
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