散光星雲とは?
さんこうせいうん
散光星雲とは、近くの恒星の光を受けて発光したり反射したりする、宇宙空間に雲状に広がるガスや塵からなる天体です。
散光星雲とは、宇宙空間に漂うガスや塵(ちり)が広範囲に雲状に広がり、明るく輝いて見える天体の総称です。輝き方によって大きく二つに分類され、近くにある高温の恒星が放つ強い紫外線によってガス自体が電離し発光する「輝線星雲」と、星の光を反射して光る塵の粒子による「反射星雲」があります。オリオン座の中に位置し肉眼でもぼんやりと確認できるオリオン大星雲は、輝線星雲の代表例として知られています。
散光星雲は、しばしば新しい星が誕生する現場でもあり、ガスや塵が自らの重力で収縮して恒星を形成する過程と深く関わっています。星形成が進む領域では若い高温の星が周囲のガスを照らし出し、複雑で美しい構造を作り出すことがあります。形の定まらない惑星状星雲や超新星残骸とは区別され、天文学ではガスと塵の分布や成分を調べることで、銀河内の物質循環や星の一生を研究する手がかりとしても重要視されています。
使い方・例文
望遠鏡でオリオン座を観察すると、淡く光る散光星雲の姿を捉えることができる。
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