エータカリーナ星雲とは?
えーたかりーなせいうん
エータカリーナ星雲とは、りゅうこつ座にある巨大な輝線星雲で、大質量星エータカリーナを中心に持つ天の川銀河内有数の星形成領域です。
エータカリーナ星雲(NGC 3372)は、りゅうこつ座に位置する散光星雲で、地球から約7,500〜8,000光年の距離にあります。視直径は約300光年以上に及び、オリオン大星雲をはるかに上回る規模を持つ天の川銀河内最大級の星雲のひとつです。
この星雲の中心に位置するエータカリーナ(η Carinae)は、太陽の質量の100倍以上と推定される超大質量の恒星です。19世紀には肉眼でも見える明るい星として注目され、1843年には全天第2位となる約−0.8等の明るさを記録しました。その後急激に暗くなりましたが、現在は再び増光が観測されています。エータカリーナは将来、超新星爆発またはガンマ線バーストを起こすと考えられており、天文学者の注目を集めています。
星雲内には活発な星形成活動が続いており、以下のような特徴があります。
- 高温・高輝度の若い大質量星が多数存在する
- 強烈な紫外線が周囲のガスを電離し、美しい赤みを帯びた輝線を放つ
- ホムンクルス星雲と呼ばれる双極噴出構造がエータカリーナを取り囲む
南天に位置するため日本からの観測は困難ですが、南半球の天文台からは美しい姿が撮影されています。
使い方・例文
「エータカリーナ星雲はハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像で広く知られ、天文雑誌の表紙を飾ることも多い壮大な天体です。」天文学の解説や宇宙観測の紹介記事で登場します。
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