りゅうこつ座とは?
りゅうこつざ
りゅうこつ座とは、南天に位置する星座で、全天で2番目に明るい恒星カノープスを含む88星座のひとつです。
りゅうこつ座(Carina)は、南天に位置する星座で、国際天文学連合(IAU)が定める88星座のひとつです。「竜骨」とは船底の構造材のことで、かつて存在した巨大星座「アルゴ座」の一部を切り分けて成立した星座です。
りゅうこつ座の最大の特徴は、全天で2番目に明るい恒星であるカノープス(α Car、カリーナ座アルファ星)を含む点です。カノープスは見かけの等級が約マイナス0.7等と非常に明るく、古代から航海の目印として利用されてきました。中国では「南極老人星」とも呼ばれ、長寿をもたらす星として崇められてきた歴史があります。
りゅうこつ座には天文学的に重要な対象が多く含まれています。
- カリーナ星雲(NGC 3372):全天でも最大級の散光星雲で、活発な星形成領域として知られる
- イータ・カリーナ(η Car):極めて大質量の変光星で、将来超新星爆発を起こす可能性がある
- NGC 3532:肉眼でも見える美しい散開星団
南半球では周極星(一年中沈まない星)として見られる地域もあり、南天観測の代表的なターゲットです。北半球では高緯度では観測が困難なため、日本では九州・沖縄などの南部でカノープスが低空に見える機会があります。
使い方・例文
鹿児島や沖縄では、冬の深夜に南の地平線近くを見ると、りゅうこつ座のカノープスがわずかに見える場合があり、「南極星を見た」と感動する人も多いです。
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