イータ・カリーナとは?
いーたかりーな
りゅうこつ座に位置する超大質量の不安定な恒星で、将来ハイパーノヴァを起こす可能性が高い天体です。
イータ・カリーナ(Eta Carinae、η Carinae)は、りゅうこつ座に位置する距離約7,500光年の超高光度青色変光星(LBV)です。太陽の100〜150倍以上の質量を持つとされ、銀河系内で観測されている中でも最も重く不安定な恒星の一つです。
19世紀前半に「大増光」と呼ばれる現象を起こし、1843年頃には一時的に夜空で2番目に明るい星となるほど輝きました。この際、大量のガスと塵を放出して形成された「ホムンクルス星雲」(ラテン語で小人)と呼ばれる双極の星雲が周囲を取り巻いており、ハッブル宇宙望遠鏡の画像でもその特徴的な砂時計状の形が確認できます。
イータ・カリーナは実際には2つの星からなる連星系と考えられており、約5.5年周期で軌道を回っています。また非常に不安定な段階にあるため、将来的にはガンマ線バーストを伴う超新星爆発(ハイパーノヴァ)を起こす可能性があるとされ、天文学者の注目を集めています。ただし地球への直接的な影響は距離が遠いため小さいと見られています。
使い方・例文
イータ・カリーナは「りゅうこつ座の怪物星」とも呼ばれ、その爆発的な変光や周囲の星雲の観測を通じて、大質量星の進化と最期の研究が進められています。
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