ヨシキリ科とは?
よしきりか
ヨシキリ科とは、スズメ目に属する鳥類の一科で、葦原や湿地に生息し、力強くにぎやかなさえずりで知られる小鳥のグループです。
ヨシキリ科(学名:Acrocephalidae)は、スズメ目に属する鳥類の一科で、かつてはウグイス科やヒタキ科に含められていましたが、分子系統学の進展により独立した科として認識されるようになりました。アジア・アフリカ・ヨーロッパを中心に約60種以上が知られています。
ヨシキリ科の主な特徴は以下のとおりです。
- 体は全体的に地味な褐色や緑褐色で、葦(ヨシ)の茂みに溶け込む保護色を持つ
- くちばしが比較的長く、昆虫や小型の節足動物を捕食するのに適している
- オスが葦の茎にとまりながら大きな声で複雑なさえずりを繰り返す
- 葦原・湿地・河川沿いの茂みを好む湿地依存性が高い種が多い
- 葦の茎に巧みに巣を掛けて繁殖する
日本ではオオヨシキリ(Acrocephalus arundinaceus)とコヨシキリ(Acrocephalus bistrigiceps)がよく知られています。オオヨシキリは夏鳥として渡来し、水辺で「ギョギョシ、ギョギョシ」という独特の大きな鳴き声を絶え間なく発することから、かつては「行々子(ぎょうぎょうし)」として和歌にも詠まれてきました。湿地の減少に伴い、生息環境の保全が課題となっています。
使い方・例文
夏の葦原で、オオヨシキリが茎の先に止まり大声でさえずる光景は、ヨシキリ科の典型的な姿であり、河川敷の湿地環境を示す指標種としても利用されます。
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