モンゴル文字とは?
もんごるもじ
モンゴル文字とは、13世紀ごろに整備されたモンゴル語表記のための文字で、上から下へ縦書きする独特のスタイルを持ち、現在も内モンゴルなどで使われています。
モンゴル文字(伝統的モンゴル文字とも呼ばれます)は、モンゴル語を表記するために使われるアルファベット系統の文字で、ウイグル文字を経由してソグド文字から派生したとされています。チンギス・ハンの時代(13世紀初頭)にモンゴル帝国の公式文字として採用・整備されました。
モンゴル文字の最大の特徴は、縦書き左から右へ列を並べるスタイルです。文字は上から下に書き、行は左から右に進みます。これは世界の文字の中でも珍しい書字方向であり、モンゴル文字のアイデンティティとなっています。
モンゴル文字の主な特徴は以下の通りです。
- アルファベット(表音文字)で、子音・母音を組み合わせて表記する
- 語中での位置(語頭・語中・語尾)によって文字の形が変化する
- 母音調和という音韻規則が表記にも反映される
- 現在、中国の内モンゴル自治区では公式文字として今も使用されている
モンゴル国(外モンゴル)では20世紀半ばにキリル文字に切り替えられ、日常的な使用は減少しましたが、近年は伝統文字の復興運動も起きています。モンゴルの文化的アイデンティティと深く結びついた文字として、歴史・文化の両面から注目されています。
使い方・例文
内モンゴル自治区の看板や標識に縦書きで表示されているモンゴル文字を見た際に「縦書きのアルファベットのような文字」として話題になる場面や、モンゴル帝国の歴史を学ぶ授業で紹介される場面が典型的な登場シーンです。
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