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モテットとは?

もてっと

テットとは、中世から近世にかけて発展したキリスト教の礼拝で歌われる多声声楽曲の形式です。

テット(motet)は、ラテン語のテキスト(聖書や典礼文)に基づく多声声楽曲で、西洋音楽史において最も重要な宗教的ジャンルのひとつです。フランス語の「mot(言葉)」に由来するとされます。

中世のモテットは13世紀頃にパリのノートルダム楽派から生まれ、グレゴリオ聖歌の旋律を定旋律(テノール)として用い、その上に新しい声部を重ねる形式でした。複数の声部がそれぞれ異なるテキストを歌う「多テキスト・モテット」も見られました。

ルネサンスのモテットではジョスカン・デプレやパレストリーナらが活躍し、全声部が同一のラテン語テキストを歌い、模倣対位法を駆使した精緻なポリフォニーが確立されました。

バロック期のモテットになるとJ・S・バッハらが通奏低音を伴う器楽伴奏付きの形式も発展させました。バッハのモテット集(BWV 225〜230)は現代でも広く演奏される傑作です。

モテットはミサ曲とともにカトリック教会音楽の中核をなし、礼拝の荘厳さを高める役割を担ってきました。今日でも合唱団の重要なレパートリーとして受け継がれています。

使い方・例文

合唱コンクールや教会コンサートで「パレストリーナのモテット」が演奏される場面が典型例で、複数のパートが絡み合う荘厳な宗教音楽として親しまれています。

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