ポリフォニーとは?
ぽりふぉにー
ポリフォニーとは、複数の独立した声部・旋律が同時に鳴り響く音楽の書法・様式のことで、対位法に基づいた西洋音楽の中心的な概念です。
ポリフォニー(Polyphony)は、ギリシャ語で「多くの声」を意味し、音楽において複数の独立した旋律(声部)が同時に進行する様式・書法を指します。それぞれの声部が互いに対等な存在として絡み合いながら、全体としてひとつの音楽を作り上げるのが特徴です。
対概念としてモノフォニー(単声音楽:旋律が一本のみ)とホモフォニー(主旋律+和声伴奏)があります。ポリフォニーでは各声部がそれぞれ独自のリズム・旋律をもちながら対位法的に絡み合います。
西洋音楽においてポリフォニーが最も発展したのは中世後期からバロック時代にかけてで、代表的な形式として以下が挙げられます。
- フーガ:ひとつの主題を複数の声部が順に模倣しながら展開する形式
- カノン:同じ旋律を一定の間隔でずらして追いかける形式
- モテット・マドリガーレ:声楽のポリフォニー形式
J.S.バッハはポリフォニーの最高峰とされており、「フーガの技法」や「平均律クラヴィーア曲集」はその精髄として名高いです。現代ではジャズや現代音楽にもポリフォニー的な書法が取り入れられています。
使い方・例文
「バッハのフーガはポリフォニーの典型で、複数の旋律が絡み合いながら一つの楽曲を作り上げている」というように、音楽理論や音楽史の解説の場面で使われます。
この用語をシェア
最終更新: