メガテリウムとは?
めがてりうむ
メガテリウムとは、新生代後期の南アメリカに生息していた体長約6メートルにも達する巨大な地上性ナマケモノの絶滅動物です。
メガテリウム(Megatherium)は、約250万年前から約1万年前(鮮新世末〜更新世末)にかけて南アメリカを中心に生息していた大型の地上性ナマケモノです。現生のナマケモノの遠縁にあたる哺乳類で、分類上はナマケモノ目メガテリウム科に属します。
その体躯は圧倒的なスケールを誇り、体長は最大で約6メートル、体重は数トンに達したと推定されています。後ろ足で立ち上がると、現生の象に匹敵する高さになったとも考えられています。前肢には強大な鉤爪が備わっており、高い樹木の葉を引き寄せて食べる採食行動が復元されています。草食性または葉食性で、現在のアルゼンチン・ウルグアイなどの草原・疎林地帯に広く分布していました。
メガテリウムが注目される理由は複数あります。
- 化石の発見史:1787年にアルゼンチンのルハンで発見された化石はヨーロッパに送られ、キュヴィエなど当時の科学者の関心を集め、古生物学の発展に貢献しました
- 絶滅の原因:更新世末(約1万年前)の気候変動と、南北アメリカ大陸が陸続きになったことで流入した人類による狩猟の両方が要因として議論されています
- 生態系での役割:大型草食獣として植生の管理や種子散布に重要な役割を果たしたとされます
現代のナマケモノとは異なり樹上生活をしておらず、地上を闊歩する「地上性ナマケモノ」の代表例として古生物学の教科書に必ず登場する古生物です。
使い方・例文
「メガテリウムは現在の象ほどの大きさがあり、後ろ足で立ち上がって高い木の葉を食べていたと考えられている」という形で使われます。
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