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ムカシトンボとは?

むかしとんぼ

カシトンボとは、約2億年前の姿を今に伝える「生きた化石」として知られる、日本固有の原始的なトンボです。

カシトンボ(昔蜻蛉、学名:Epiophlebia superstes)は、ムカシトンボ目ムカシトンボ科に属する日本固有種のトンボです。世界に2種しか残らない原始的なトンボの1つであり、「生きた化石」として昆虫学的に非常に重要な生物です。

最大特徴は、現生のトンボとヤゴのどちらとも異なる形態的特徴を持つことです。翅の構造や体の構造が、トンボ目の祖先に近い原始的な形質を残しており、現代のトンボとイトトンボの中間的な特徴を示します。翅は休止時にやや開いた状態で保つ点も特徴的です。

生息地は清涼な渓流沿いに限られており、幼虫(ヤゴ)は冷たくきれいな渓流の底の泥や落ち葉の中で数年間を過ごします。成虫は春から夏にかけて林内を飛翔し、個体数は多くありません。分布は本州・四国・九州の山間部の渓流域に限られています。

環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)に指定されており、生息する渓流環境の保全が求められています。その希少性と学術的価値から、昆虫愛好家の間で特に珍重されます。

使い方・例文

山の清涼な渓流でフィールドワークや自然観察をする場面で、専門家や昆虫愛好家が生態を調査する対象として登場します。

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