ミルラとは?
みるら
ミルラとは、アフリカ・中東原産の樹木から採れる樹脂で、古来より香料・薬・宗教的儀式に用いられてきた素材です。
ミルラ(Myrrh)は、カンラン科コンミフォラ属(Commiphora)の低木・小高木の樹皮から滲み出る天然の樹脂です。エチオピア、ソマリア、イエメンなど北東アフリカから中東にかけての乾燥地帯を主な産地とします。日本語では「没薬(もつやく)」とも呼ばれ、古くから東洋・西洋双方で珍重されてきた歴史を持ちます。
樹皮に切り込みを入れると黄白色の樹液が滲み出し、空気に触れると固まって赤褐色の塊状になります。この乾燥した樹脂を蒸留することで、スパイシーでバルサム様の重厚な香りを持つ精油が得られます。主要成分にはフラノオイデスマン類のセスキテルペンや酸化物が含まれます。
ミルラの用途は多岐にわたります。
- 宗教・儀式での焚き物(お香):古代エジプトのミイラ作りや神殿での薫香に使用
- アロマテラピー:瞑想・呼吸器系のサポート目的で活用
- 化粧品・スキンケア:抗菌・抗炎症作用から口腔ケアや皮膚の補修を助ける成分として
- 伝統医学:消炎・収れん・抗菌目的での利用(西洋・漢方・アーユルヴェーダ)
キリスト教の聖書にも「東方の三博士の贈り物」として乳香(フランキンセンス)とともに登場するほど歴史的価値が高い素材です。現代でも高級香水のベースノートや歯磨き粉・うがい薬の風味付けに使われています。
使い方・例文
お香やアロマ製品の原料として、またスキンケアや口腔ケア成分の説明欄にミルラという名称が登場します。
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