本文へスキップ

没薬とは?

もつやく

没薬とは、アフリカ・中東に産するミルラの木から採れる樹脂で、古代から香料・薬・防腐剤として用いられてきました。

没薬(もつやく)は、カンラン科の低木コンミフォラ属(Commiphora)、特にミルラ(Commiphora myrrha)などの幹に傷をつけて採取する黄褐色〜赤褐色の天然樹脂です。英語では「ミルラ(myrrh)」と呼ばれ、古代から広くアジア・中東・ヨーロッパで珍重されてきました。

没薬の歴史は非常に古く、古代エジプトではミイラの防腐処理や宗教儀式の焚き香に用いられていました。旧約聖書・新約聖書にも記述があり、東方の博士がイエス・キリストの誕生に際して贈ったとされる「黄金・乳香・没薬」の一つとして知られています。古代の交易においても高価な品物として取引されました。

没薬の成分には樹脂酸・精油・ガムなどが含まれており、現代においても様々な分野で活用されています。

  • 香料・アロマテラピー:深みのある甘いウッディ系の香りで、精油として瞑想や緩和ケアに使用
  • 口腔ケア:抗菌・抗炎症作用があるとされ、うがい薬や歯肉炎のケア製品に配合
  • 伝統医学:漢方・アーユルヴェーダなどで消炎・鎮痛・鎮咳目的に使用
  • スキンケア:保湿・皮膚の修復を促すとして化粧品に配合されることも

現代の医学的な効果については研究が進められていますが、民間療法的な使用が中心です。伝統と歴史に裏付けられた貴重な天然素材です。

使い方・例文

「アロマテラピーの施術で没薬の精油が使われ、深みのある香りが空間全体に広がった」のように、香料や伝統医学の文脈で登場します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語