マルメロワインとは?
まるめろわいん
マルメロワインとは、マルメロ(カリン近縁の果実)を原料として発酵・醸造したフルーツワインで、独特の芳香と酸味が特徴です。
マルメロワインとは、バラ科の果樹マルメロ(Cydonia oblonga)の果実を原料に醸造したフルーツワインです。マルメロはリンゴやナシと同じバラ科の近縁種で、生食には向かない硬い果肉をもちますが、加熱や醸造によって独特の甘い芳香が引き出されます。
マルメロは古代ギリシャ・ローマ時代から地中海・中東・中央アジア圏で栽培されており、ジャム・ゼリー・コンポート・蒸留酒など多彩な加工品が作られてきました。マルメロワインもその延長線上にある伝統的な醸造物で、ポルトガル・スペイン・中央アジア・コーカサス地方などで古くから親しまれています。
製法の基本的な流れは次の通りです。
- 完熟マルメロを搾汁または浸漬して果汁を取り出す
- 酵母を加えてアルコール発酵させる
- 必要に応じて砂糖を加えて甘口に仕上げる場合もある
- 熟成・ろ過を経てボトリングする
完成したワインはマルメロ特有のフローラルでクインス(かりん)様の芳香をもち、リンゴワインとは異なる個性があります。家庭での手作りワインとして各地に伝わる一方、近年は小規模ワイナリーによるアルチザン的な商品化も進んでいます。
使い方・例文
マルメロワインはポルトガルやスペインの家庭で秋の収穫期に作られることが多く、食後酒や料理の風味付けとして用いられます。
この用語をシェア
最終更新: