かりんとは?
かりん
かりんとは、バラ科の落葉樹で黄色い大型の果実を実らせる植物で、独特の芳香と硬い果肉を持ち、薬用・観賞用に親しまれています。
かりん(花梨、学名:Pseudocydonia sinensis)は、バラ科カリン属の落葉小高木で、中国原産の植物です。日本へは古い時代に渡来し、庭木や街路樹として広く植えられています。春に白やピンクの花を咲かせ、秋に卵形〜楕円形の黄色い大型の果実をつけます。
果実は非常に硬く渋みが強いため生食には向きませんが、加工することで様々な形で利用されます。代表的な使い方は次の通りです。
- かりん酒(果実酒)——砂糖と一緒に焼酎などに漬けた果実酒で、のどの痛みや咳に民間的に用いられてきた
- かりんのど飴・シロップ——のどをいたわる効果があるとされ、市販ののど飴にも配合されている
- 砂糖漬け・ジャム——甘く煮詰めて保存食にする
- 芳香剤代わり——熟した果実の強い甘い香りを室内で楽しむ
かりんにはビタミンCやポリフェノール・有機酸などが含まれており、のどの粘膜を保護する効果があるとして昔から民間療法に活用されてきました。ただし科学的な医療効果については過信せず、健康補助的な位置づけで利用するのが適切です。
木材としても硬くて重いため、細工物や工芸品の材料に用いられることがあります。春の花と秋の黄色い実が美しく、観賞価値も高い樹木です。
使い方・例文
「咳がひどいのでかりんのど飴を買ってきた」というように、のどのケア商品や薬用植物の話題で登場するほか、庭木として「かりんが黄色く実った」と表現されることもあります。
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