マリ帝国とは?
まりていこく
マリ帝国とは、13世紀から17世紀にかけて西アフリカに栄えたイスラム系の大帝国で、金と塩の交易で繁栄しました。
マリ帝国(Mali Empire)は、13世紀から17世紀にかけて西アフリカのサヘル地帯を中心に存在した大帝国です。現在のマリ共和国、ギニア、セネガル、モーリタニアなどにまたがる広大な版図を誇り、最盛期にはサハラ以南のアフリカで最も強大な国家のひとつとなりました。
帝国の起源はマンディンカ(マンデ)系の人々によるとされ、13世紀に英雄スンジャタ・ケイタが建国したとされています。帝国の繁栄の基盤となったのは、サハラ砂漠を越える隊商貿易です。特に金(ニジェール川上流域で産出)と塩(サハラ北部から運ばれる)の交易は莫大な富をもたらし、帝国の財政を支えました。
マリ帝国の特徴として以下が挙げられます。
- イスラム教の普及:支配層はイスラム教を信仰し、モスクや学問の発展を推進した
- ニンサ・ムーサの巡礼:14世紀のスルタン・ムーサ(マンサ・ムーサ)のメッカ巡礼は、大量の金をばらまいてエジプトで金の相場を下落させたと伝わるほど有名
- ティンブクトゥ:学問・文化の中心都市として栄え、イスラム世界から学者が集まった
帝国は15世紀以降、内乱やソンガイ帝国の台頭などにより徐々に衰退し、17世紀には事実上解体されました。しかしその文化的遺産はサヘル地帯に深く根付き、現代の西アフリカ社会にも影響を与えています。
使い方・例文
「マリ帝国のマンサ・ムーサは、その莫大な富でヨーロッパでも知られた西アフリカの君主です」のように、世界史の授業やアフリカの歴史を扱う文脈で登場します。
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