マニプリ舞踊とは?
まにぷりぶよう
マニプリ舞踊とは、インド北東部のマニプル州に伝わる古典舞踊で、ヴィシュヌ信仰に根ざした優美な動きと独特の衣装が特徴です。
マニプリ舞踊(Manipuri dance)とは、インド北東部マニプル州を発祥とする古典舞踊のひとつです。インド政府が認定する8つの古典舞踊形式のひとつに数えられており、宗教的な儀礼と芸術表現が深く結びついた伝統芸能です。
マニプリ舞踊はヴィシュヌ神への信仰、特にクリシュナ神への崇拝と密接に関連しています。ラース・リーラー(Ras Lila)と呼ばれる宗教的な踊りがその中心で、クリシュナとラーダーの神話的な愛の物語を舞踊で表現します。18世紀のマニプル王朝時代に大きく発展したとされています。
マニプリ舞踊の特徴として以下が挙げられます。
- 流れるような曲線的な動きと、身体の柔らかい波打つような表現
- 足を強く踏み鳴らすことなく、静かで繊細な足さばき
- 女性が着用する円形に広がるスカート(パネン)と透け感のある上着
- 顔の表情(ムドラー)と手の所作による細やかな感情表現
- タブラやマニプリ独自の打楽器・プン(Pung)の伴奏
20世紀初頭には詩人タゴールが注目し、その普及に尽力したことでインド全土に広まりました。現在は国内外でマニプリ舞踊の公演が開催されており、インド文化の多様性を示す貴重な古典芸術として継承されています。
使い方・例文
インド文化祭やクラシックダンスの舞台で、円形に広がる色鮮やかなスカートをまとった舞い手が登場したとき、マニプリ舞踊が披露されています。
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