マツムシソウとは?
まつむしそう
マツムシソウ(松虫草)は、夏から秋にかけて山地の草原に淡紫色の花を咲かせるマツムシソウ科の二年草または多年草で、秋の七草には数えられないものの秋を代表する山野草のひとつです。
マツムシソウ(松虫草)は、マツムシソウ科マツムシソウ属に分類される二年草または越年草で、日本では本州中部以北の山地の草原や高原に広く分布します。高山帯にも生育し、高山植物としての側面も持ちます。名前は花が散った後の丸い実の姿が松虫(コオロギの一種)に似るとも、松虫が鳴く秋に咲くからとも言われています。
花期は7月から10月ごろと長く、草丈は40〜80センチメートルほどです。茎の先に直径4〜5センチメートルほどの淡青紫色の頭状花序をつけます。外側の花は花びらが大きく放射状に広がる「舌状花」、内側の小さな花が集まった「管状花」が中央を密に埋め、全体が丸く美しいドーム状の姿をしています。
マツムシソウの特徴をまとめると以下のとおりです。
- 高原の草原に群生し、秋の山野を淡紫色に彩る
- チョウやハチなど多くの昆虫が蜜を求めて訪花する
- 草原生態系の指標植物としても知られ、草原の管理(草刈り・放牧)と深く関わる
- 近年は草地の減少や遷移により個体数が減っている地域もある
霧ヶ峰や尾瀬などの高原でマツムシソウの群落が見られることで知られており、秋の山野草観察の人気ターゲットのひとつです。
使い方・例文
夏の終わりから秋にかけて霧ヶ峰や上高地などの高原を訪れると、草原に淡紫色のマツムシソウが群れ咲く光景に出会えます。
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