マツムシとは?
まつむし
マツムシとは、日本に生息するコオロギ科の昆虫で、「チンチロリン」と鳴く澄んだ声が秋の風物詩です。
マツムシ(松虫)は、バッタ目コオロギ科に属する昆虫で、学名はTeleogryllus emmaとされます。日本各地の草原や河川敷、農耕地周辺などに生息し、成虫は夏の終わりから秋にかけて見られます。
マツムシは雄が「チンチロリン」または「リーンリーン」という澄んだ金属的な音色で鳴くことで知られ、日本の秋を代表する鳴く虫のひとつとして古くから愛されてきました。童謡「虫のこえ」にも「あれ松虫が鳴いている チンチロチンチロ チンチロリン」という歌詞で登場し、日本人の心に深く刻まれています。
マツムシの生態的特徴は次のとおりです。
- 体長は約3〜4センチメートルで、褐色から黒褐色の体色をもつ
- 後翅が発達しており飛ぶことができる
- 雄は翅をこすり合わせて鳴き、雌を引き寄せる
- 雑食性で草の葉・小型昆虫などを食べる
- 卵の状態で越冬し、翌年に孵化する
かつてはスズムシと混同されることもありましたが、現代では鳴き声の違いによって区別されています。生息環境の減少から個体数が減っている地域もあり、秋の夜の鳴き声はいっそう貴重な存在になっています。
使い方・例文
河川敷や草むらで秋の夜に「チンチロリン」という高い音色が聞こえるとき、それはマツムシが鳴いているサインです。
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