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ボロン繊維とは?

ぼろんせんい

タングステン線などの上にホウ素を蒸着させた複合繊維で、高強度・高弾性率を持つ先進複合材料用強化材です。

ボロン繊維とは、主にタングステン線(またはカーボン線)を芯材として、化学気相蒸着法(CVD)によってホウ素(Boron)を堆積させた複合繊維です。炭素繊維ガラス繊維と並ぶ先進的な強化繊維の一つです。

製造では、塩化ホウ素(BCl₃)と水素の混合ガスを高温の芯材上で反応させ、ホウ素を層状に析出させます。完成したボロン繊維の直径は炭素繊維(7〜10マイクロメートル程度)と比べて大きく、一般的に直径は100〜140マイクロメートル程度になります。この大径化が均一な結晶構造をもたらし、高い弾性率に寄与しています。

ボロン繊維の主な特徴は次のとおりです。

  • 高弾性率:炭素繊維と同等以上の剛性を持ち、軽量高剛性部材に適する
  • 高引張強度:優れた強度対重量比を示す
  • 金属との良好な接合性:アルミニウムなどの金属マトリクスとの複合材(MMC)を形成しやすい

航空宇宙分野では戦闘機の機体部品や宇宙構造物に採用実績があります。ただし製造コストが炭素繊維より高く、量産には不向きなため、現在は特殊用途・高性能スポーツ用品・軍事・宇宙分野が主な市場です。

使い方・例文

軍用機の垂直安定板や主翼の補強材として、ボロン繊維強化エポキシ複合材が採用された事例があります。

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