ボイジャー1号とは?
ぼいじゃーいちごう
ボイジャー1号とは、NASAが1977年に打ち上げた惑星探査機で、木星・土星を探査した後、人類が製造した物体として初めて太陽系の境界を越えた宇宙探査機です。
ボイジャー1号(Voyager 1)は、NASAが1977年9月5日に打ち上げた無人宇宙探査機です。同年8月20日に打ち上げられたボイジャー2号と対をなすプロジェクトで、数十年に一度訪れる惑星の幾何学的配列を利用したグランドツアー計画の一環として設計されました。
1979年に木星に接近し、木星の大気の渦巻き構造や衛星イオの活火山、エウロパの氷表面を詳細に撮影しました。続いて1980年に土星に接近し、土星の環の複雑な構造や衛星タイタンの厚い大気を観測しました。タイタンの観測を優先させたためボイジャー1号は黄道面を外れる軌道となり、以後は惑星への接近計画はなく太陽系外縁部へと向かいました。
2012年頃、ボイジャー1号は太陽風が星間空間の粒子に遮られるヘリオポーズを越え、太陽圏外に到達したとされています。これは人類が作った物体として初めての記録です。現在も地球から膨大な距離を飛行し続けており、NASAのディープスペースネットワーク(DSN)を通じて微弱な電波信号が受信されています。搭載されている電力源はラジオアイソトープ熱電発電機(RTG)であり、エネルギーは年々低下しながらも一部の機器はまだ動作しています。機体には人類の文化・言語・自然音などを記録した「ゴールデンレコード」が搭載されており、知的生命体との接触を想定したメッセージとなっています。
使い方・例文
「ボイジャー1号が送信した『ペイル・ブルー・ドット』と呼ばれる地球の写真は、太陽系の果てから見た地球がいかに小さな点に過ぎないかを示した」という文脈でよく引用されます。
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