ヘリオポーズとは?
へりおぽーず
ヘリオポーズとは、太陽風の影響が届く領域の最外縁であり、太陽圏と星間空間との境界面のことです。
ヘリオポーズ(heliopause)とは、太陽から放出されるプラズマの流れ(太陽風)が届く領域、すなわち太陽圏(ヘリオスフィア)と、恒星間の空間である星間空間との境界面を指す天文学用語です。
太陽は常に荷電粒子の流れである太陽風を宇宙空間に吹き出しています。この太陽風は太陽から遠ざかるにつれて徐々に減速し、やがて星間物質の圧力と釣り合う地点に達します。その手前に「末端衝撃波面」、さらにその外側に「ヘリオシース」と呼ばれる遷移領域があり、最終的にヘリオポーズで太陽風は完全に止まります。
ヘリオポーズより外側は太陽の影響がほぼ及ばず、銀河の磁場や星間ガスが支配する環境になります。太陽からの距離は方向によって異なりますが、概ね100〜150天文単位(太陽と地球の距離の100〜150倍)程度とされています。
NASAの探査機ボイジャー1号は、長年の飛行の末にヘリオポーズを越えて星間空間へ到達したとされており、人工物として初めて太陽圏の外に出た実例として宇宙探査史に刻まれています。ヘリオポーズの研究は、太陽系の構造や星間環境を理解するうえで重要な意義を持ちます。
使い方・例文
「ボイジャー1号がヘリオポーズを越えた瞬間、人類が初めて作った物体が太陽系の外に出たと世界中で報じられた。」
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