太陽風とは?
たいようふう
太陽風とは、太陽から絶えず吹き出している高速の荷電粒子(プラズマ)の流れのことで、地球の磁気圏や宇宙環境に大きな影響を与えます。
太陽風(たいようふう)とは、太陽のコロナから宇宙空間へと常時放出されている高速のプラズマ(主に陽子と電子からなる荷電粒子)の流れです。英語では「solar wind」と呼ばれ、1950年代に物理学者ユージン・パーカーが理論的に予測し、その後の宇宙探査機によって実測されました。
太陽風の速度は通常毎秒300〜700キロメートル程度で、地球まで到達するのにおよそ2〜5日かかります。太陽フレアやコロナ質量放出(CME)が発生すると、粒子の密度や速度が急増する「太陽嵐」が起こります。
太陽風が地球環境に与える主な影響は次のとおりです。
- オーロラの発生:荷電粒子が地球の磁気圏に捕捉され、極域の大気と衝突して発光する現象
- 磁気嵐:強い太陽風が磁気圏を乱し、GPS・通信衛星・電力網に障害を引き起こすことがある
- 彗星の尾:太陽風が彗星のガスを押し流してイオンの尾を形成する
太陽風は太陽系全体に広がる「太陽圏(ヘリオスフィア)」を形成しており、その境界は「ヘリオポーズ」と呼ばれます。宇宙探査機ボイジャー1号は2012年にヘリオポーズを越え、恒星間空間へ到達したと報告されています。
使い方・例文
北極や南極近くでオーロラが見られるのは、太陽風の荷電粒子が地球の磁場に導かれて大気と反応するためです。また太陽活動が活発なとき、太陽風の影響で通信衛星や電力網に障害が起きることもあります。
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