ペルセポネーとは?
ぺるせぽねー
ペルセポネーとは、ギリシャ神話に登場する冥界の女王で、大地の女神デメテルの娘として知られ、季節の誕生と死を象徴する神格です。
ペルセポネー(Persephone)は、ギリシャ神話に登場する女神で、オリュンポスの主神ゼウスと大地の女神デメテルの娘です。ローマ神話ではプロセルピナと同一視されます。冥界の王ハデスに連れ去られ、冥界の女王となった存在として広く知られています。
神話の核心は「ペルセポネーの略奪」と呼ばれる話です。野原で花を摘んでいたペルセポネーは突然ハデスに地下世界へ連れ去られ、その間、嘆き悲しんだ母デメテルは農作物の実りを止めてしまいました。地上が荒廃したため、ゼウスの調停によってペルセポネーは地上に戻ることになりましたが、冥界で食べ物(ザクロの実)を口にしていたため、年間の一定期間を冥界で過ごさなければならなくなりました。
この神話は古代ギリシャ人が季節の循環を説明するための物語です。ペルセポネーが冥界にいる期間は大地が枯れる冬となり、地上に戻ると春が訪れるとされました。農業・死・再生という重要なテーマを一身に体現する神格として、エレウシスの秘儀でも中心的に崇拝されました。
芸術・文学において、ペルセポネーはしばしば若さ・無垢・春の象徴として描かれる一方、冥界の女王として権威ある存在としても表現されます。ドラマや映画・絵画の題材としても繰り返し取り上げられています。
使い方・例文
美術館に展示されているルネサンスや近代の絵画に「ペルセポネーの略奪」を題材とした作品を見ることがあり、ベルニーニの彫刻「プロセルピナの略奪」はローマのボルゲーゼ美術館に所蔵されています。
この用語をシェア
最終更新: