ペリジーとは?
ぺりじー
ペリジーとは、月や人工衛星が地球を周回する軌道上で、地球に最も近づく点のことです。
ペリジー(Perigee)とは、月や人工衛星などが楕円軌道で地球を周回する際に、地球の中心から最も近い距離にある軌道上の点を指します。対義語は地球から最も遠い点である「アポジー(Apogee)」です。
地球を中心とする楕円軌道では、天体や衛星は常に同じ距離を保って回るのではなく、近づいたり遠ざかったりしながら公転します。ペリジーに最も近い位置を通過するとき、軌道速度は最も速くなります。これはケプラーの第二法則(面積速度一定の法則)によるもので、中心天体に近いほど速く運動するためです。
月がペリジーに近い満月は「スーパームーン」と呼ばれ、通常の満月より大きく明るく見えます。月のペリジー距離は平均でおよそ36万3,000キロメートル程度で、アポジー距離(約40万5,000キロメートル)との差は約4万キロメートルにのぼります。
人工衛星の運用においても、ペリジーは重要な概念です。低軌道衛星はペリジー付近で大気抵抗を受けやすく、軌道制御に影響します。ロケットの打ち上げでは、最初にペリジーの低い楕円軌道に投入し、アポジーでエンジンを点火して円軌道に移行する手順が広く使われます。
使い方・例文
「スーパームーンの夜、月はペリジー付近にあるため、普段より大きく輝いて見えました。」「人工衛星はペリジーで大気の抵抗を受けるため、定期的に軌道を修正する必要があります。」
この用語をシェア
最終更新: