ベロシティとは?
べろしてぃ
ベロシティとは、アジャイル開発において1スプリント(反復サイクル)内にチームが完了できる作業量の実績値を表す指標です。
ベロシティ(Velocity)とは、アジャイル開発・スクラム開発において、チームが1スプリント(通常1〜4週間の反復サイクル)で完了させた作業量を表す数値です。作業量は一般的に「ストーリーポイント」という相対的な単位で計測され、複数スプリントの平均値がチームの安定した生産速度(ベロシティ)として扱われます。
ベロシティはチームの能力を「外部から押しつけられる目標」としてではなく、「過去の実績から導く予測値」として活用することが重要です。主な活用場面は以下のとおりです。
- スプリントプランニング:次のスプリントで取り込める作業量の目安として使う
- リリース計画:残作業量÷ベロシティでプロジェクトの完了予測日を算出する
- チームの成長確認:スプリントをまたいでベロシティが向上しているかを見る
- 障害の検知:急激なベロシティ低下は問題(技術的負債・人員変化等)のシグナルになる
ベロシティはチーム間の比較に使うものではなく、同一チームの時系列変化を追うための内部指標です。ストーリーポイントの見積もり基準がチームによって異なるため、他チームとの数値比較は意味をなしません。また、ベロシティを強引に増加させようとするとバーンアウトや品質低下を招く危険があるため、持続可能なペースを保つことが推奨されます。
社会学や物流の文脈では「速度・迅速さ」の意味で使われることもありますが、IT・開発現場ではスクラムの文脈でのベロシティが最も広く使われています。
使い方・例文
スクラムチームの直近3スプリントのベロシティが平均40ポイントであれば、残り200ポイントの作業を完了するにはおよそ5スプリント(約10週間)かかると見積もることができます。
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