プラズマ振動とは?
ぷらずましんどう
プラズマ振動とは、プラズマ(電離気体)中の自由電子が静電的な復元力によって集団的に振動する現象で、その固有振動数はプラズマ周波数と呼ばれます。
プラズマ振動(Plasma oscillation)とは、高温・高エネルギー状態の電離気体(プラズマ)や金属内の自由電子の集団が、わずかな密度のゆらぎに対して電気的な力によって元に戻ろうとするために生じる集団的な振動現象です。
プラズマ中で電子の密度が局所的に偏ると、正のイオンと負の電子の電荷バランスが崩れ、強い静電的な復元力が働きます。この復元力によって電子群が元の位置に引き戻されますが、慣性でそのまま行き過ぎ、反対側で再び電荷の偏りが生じます。こうして電子集団は往復振動を繰り返します。
この振動の固有周波数をプラズマ周波数(ωp)と呼び、電子密度と電子の質量・電荷から決まります。プラズマ周波数より低い周波数の電磁波はプラズマに反射・吸収され、高い周波数の電磁波は透過します。これが電離層が短波ラジオ波を反射する原理です。
プラズマ振動の量子はプラズモンと呼ばれ、金属ナノ粒子の表面プラズモン共鳴は光センサー・医療診断・ナノフォトニクスの分野で応用されています。核融合プラズマ研究においても、プラズマ振動の制御は重要な課題です。
使い方・例文
太陽から来た電波が電離層(プラズマ層)で反射される現象や、金のナノ粒子が特定の色に発色する光学現象を説明する文脈でプラズマ振動が登場します。
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