フェイザーとは?
ふぇいざー
フェイザーとは、音声信号の位相をずらして原音と混ぜることで、揺れるような独特のうねりを生み出す音響エフェクターです。
フェイザー(phaser)は、エレキギターやシンセサイザーなどの電子楽器に使われるエフェクター(音響効果装置)のひとつです。入力した音声信号の特定の周波数帯域の位相を変化させ、元の信号と混合することで、周期的にうねるような「フェイジング」効果を生み出します。
フェイザーの動作原理はオールパスフィルターと呼ばれる回路(またはアルゴリズム)に基づいています。オールパスフィルターは音量を変えずに位相だけを周波数によって変えるフィルターで、複数段(2段、4段、6段、8段など)重ねることで効果の深みが増します。LFO(低周波発振器)によってフィルターのカットオフ周波数をゆっくり上下させることで、サウンドが周期的に揺れる「スウィープ」が生まれます。
フランジャーと混同されることがありますが、フェイザーはコムフィルターではなくオールパスフィルターを使うため、より滑らかでサイケデリックな揺れの質感が特徴です。フランジャーはより金属的でジェット機のような音になります。
フェイザーが多用される音楽ジャンルや場面は以下の通りです。
- 1970年代のファンク・ディスコのリズムギター
- プログレッシブロックやサイケデリックロック
- エレクトリックピアノやシンセパッドへの適用
- ドラムマシンやパーカッションへのサウンドデザイン
代表的なフェイザーペダルとして、MXR「Phase 90」やElectro-Harmonix「Small Stone」などが知られています。
使い方・例文
エレキギターにフェイザーをかけると、音がゆっくりと揺れるような独特のサウンドになります。ファンクやロックのレコーディング・ライブで「フワフワした揺れ感が欲しいとき」にギタリストがエフェクターボードに組み込む場面で登場します。
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