ピナコサウルスとは?
ぴなこさうるす
ピナコサウルスとは、白亜紀後期にアジア(現在のモンゴルや中国)に生息したアンキロサウルス科の鎧恐竜で、全身を覆う骨板と尾の棍棒が特徴です。
ピナコサウルス(Pinacosaurus)は、約7500万〜7000万年前の白亜紀後期に現在のモンゴルや中国北部にあたる地域に生息していたアンキロサウルス科の鎧恐竜(曲竜類)です。学名は「板状のトカゲ」を意味し、発見された骨板の特徴に由来します。
ピナコサウルスの体は背面全体を骨質の鱗甲板(骨板・骨鎧)が覆っており、外敵からの防御機能を持っていました。尾の先端には骨の塊が融合した尾棍棒(テイル・クラブ)があり、捕食者に対して横に振って打撃を与える武器として機能したと考えられています。頭骨は幅広く扁平で、頭骨の側面には特徴的な小穴(窓)があります。
体長は約5〜6メートルと、アンキロサウルス類の中では中型の部類に入ります。四足歩行で低い姿勢を保ちながら地面の植物を食べていたと推測されています。ゴビ砂漠の地層(ジャドフタ層など)から多くの化石が発見されており、幼体の群れの化石も知られています。これは同種の幼体が集団で行動していた可能性を示唆する証拠として注目されています。
アンキロサウルス科の中でもアジア産の標本として重要な位置を占めており、鎧恐竜の進化と分布を研究するうえで欠かせない種とされています。
使い方・例文
恐竜展や図鑑でアジア産の鎧恐竜が紹介される際、ピナコサウルスはゴビ砂漠から産出した良好な化石を持つ代表例として取り上げられ、尾棍棒による防御戦略の説明とともに解説されることがあります。
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