ビタミンK2とは?
びたみんけーつー
ビタミンK2とは、骨の形成と血液凝固の調節に関わる脂溶性ビタミンで、主に発酵食品や動物性食品に含まれるメナキノン類の総称です。
ビタミンK2(メナキノン)は脂溶性ビタミンのK群に属し、植物由来のビタミンK1(フィロキノン)と異なり、主に細菌の発酵産物として生成されます。側鎖の長さによってMK-4からMK-13まで複数のサブタイプが存在し、特にMK-4(動物性食品・バター・チキン)とMK-7(納豆・発酵チーズ)が栄養学的に注目されています。
ビタミンK2の主な生理機能は以下のとおりです。
- 骨芽細胞が産生するオステオカルシンを活性化し、カルシウムを骨に沈着させる
- 動脈壁の石灰化を抑制するマトリックスGlaプロテイン(MGP)を活性化する
- 血液凝固因子(第II・VII・IX・X因子)の活性化を補助する
- インスリン感受性や細胞の増殖調節への関与も研究されている
特に骨粗鬆症や動脈硬化の予防との関連が注目されており、日本では骨粗鬆症治療薬としてメナテトレノン(MK-4)が承認されています。納豆に豊富に含まれるMK-7は半減期が長く(数日間)、少量で安定したビタミンK2の血中濃度を維持できると考えられています。
なお、ビタミンK2はワルファリン(抗凝固薬)の作用に拮抗するため、ワルファリン服用中の患者は納豆などの摂取を制限するよう指導されます。これはビタミンK1・K2に共通する注意点です。
使い方・例文
骨粗鬆症の予防として「納豆を毎日食べる」ことが推奨されることがありますが、それはビタミンK2(特にMK-7)が骨へのカルシウム沈着を助けるためです。ワルファリン服用中の患者が納豆を避けるよう指導される場面でも登場します。
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