ヒオウギガイとは?
ひおうぎがい
ヒオウギガイとは、日本近海に生息するホタテガイの仲間で、鮮やかな赤・橙・黄・紫などの殻の色彩が特徴的な二枚貝です。
ヒオウギガイ(緋扇貝)は、イタヤガイ科に属する二枚貝の一種で、学名はMimachlamys nobilisといいます。名前の「緋扇」は、扇形の殻と緋色(赤)を中心とする鮮やかな発色に由来します。
殻の色は個体によって赤・橙・黄・紫・白など多様で、養殖個体でも色彩のバラエティが豊富です。殻長は10〜15センチメートルほどに達し、殻の表面には放射肋(ほうしゃろく)と呼ばれる筋が並んでいます。日本では九州・四国・沖縄周辺の温暖な海域に多く生息し、岩礁や砂礫底で足糸(そくし)を使って固着して生活します。
貝柱(閉殻筋)は大きく、ホタテガイに似た食感と甘みがあります。近年は三重県や高知県、長崎県などで養殖が盛んになり、殻のまま炭火焼きや蒸し料理にして食べられることが多いです。鮮やかな殻は食卓での見栄えもよく、観光地の海鮮料理にも用いられます。
また、その美しい殻は工芸品や装飾品の素材としても利用され、色の多様性から「海の宝石」と呼ばれることもあります。養殖技術の普及により安定した供給が可能になっており、食材としての認知度も高まっています。
使い方・例文
高知や三重の海鮮市場では、赤や黄色など色とりどりのヒオウギガイが並んでおり、殻ごと網焼きにした料理が人気を集めます。
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