パタゴニア砂漠とは?
ぱたごにあさばく
パタゴニア砂漠とは、南アメリカ南部のアルゼンチンに広がる寒冷な雨陰砂漠で、南半球最大の砂漠のひとつです。
パタゴニア砂漠(Patagonian Desert)は、南アメリカ大陸の南部、アルゼンチンのパタゴニア地方に広がる砂漠地帯です。面積は約67万平方キロメートルとも言われ、南半球における最大規模の砂漠であり、世界的にも有数の広さを誇ります。
この砂漠が形成された主な要因は「雨陰効果(レインシャドウ効果)」です。アンデス山脈が西側から吹く偏西風を遮り、山脈の東側に位置するパタゴニア地方には乾燥した空気しか届きません。その結果、年間降水量が200mm以下の地域が多く分布しています。また、砂漠としては珍しく夏季でも冷涼(平均気温15℃以下)であり、「寒冷砂漠」または「冷たい砂漠」に分類されます。
パタゴニア砂漠の自然環境の特徴は次の通りです。
- 砂丘よりも礫(れき)や岩盤が広がる「礫砂漠」の景観が多い
- 乾燥に強い低木・草本(マテ草など)が点在する荒野が続く
- グアナコ(ラクダ科)・マゼランペンギン・ピューマなど多様な野生動物が棲息する
- 化石の産地としても有名で、恐竜化石が多数発掘されている
人間の利用という観点では、羊の放牧が伝統的な産業として行われてきましたが、過放牧による砂漠化の進行も問題視されています。またパタゴニアはエコツーリズムの目的地としても注目されており、アルゼンチン側・チリ側ともに大規模な国立公園が設置されています。
使い方・例文
パタゴニア砂漠という名称は、自然ドキュメンタリーや地理の教科書で「南米の乾燥大地」として紹介される際によく登場します。
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