ダシュテルートとは?
だしゅてるーと
ダシュテルートはイランの中央部に広がる塩砂漠で、世界で最も乾燥した砂漠地帯の一つです。
ダシュテルート(Dasht-e Lut、لوت)は、イラン南東部のケルマーン州・シスターン・バルーチェスターン州にまたがる広大な砂漠です。名称はペルシャ語で「空の平原」を意味し、面積は約5万1,800平方キロメートルにのぼります。2016年にはユネスコ世界自然遺産に登録されています。
ダシュテルートは地球上で最も高い地表温度が記録された場所の一つとして知られています。NASAの衛星観測により、地表温度が70℃を超える記録が確認されており、これは観測史上最高レベルです。この極端な高温と乾燥のため、バクテリアを含む多くの生物が生存できない「無生物地帯」が存在します。
砂漠の景観は多様で、砂丘・塩原・岩石砂漠(ハマダ)・風食によって生まれた奇岩地形(カルート)など様々な地形が見られます。特にカルートと呼ばれる侵食地形は高さ数十メートルにも達する塔状・溝状の岩壁が連続し、地球上の景観とは思えない異様な美しさを持ちます。
歴史的にはシルクロードの一部ルートがこの砂漠の周縁部を通過しており、交易路としての重要性もありました。現在は一部でエコツーリズム・探検ツアーの目的地としても注目されています。
使い方・例文
世界の極限環境や最高気温記録地点を紹介する地理・科学の文脈で、ダシュテルートが代表例として挙げられることがあります。
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