ダシュテカヴィルとは?
だしゅてかゔぃる
ダシュテカヴィルとは、イラン中部に広がる塩砂漠で、「石の砂漠」とも呼ばれる過酷な不毛地帯です。
ダシュテカヴィル(Dasht-e Kavir)は、イランのテヘラン南東に広がる広大な塩砂漠です。面積はおよそ7万7000平方キロメートルにのぼり、イラン中央高原の大部分を占める「大塩砂漠」として知られています。ペルシア語で「カヴィル」は塩湿地・塩砂漠を意味し、「ダシュト」は平原を指します。
この地域は乾燥した気候と高温によって水分が蒸発し、地表に塩の地殻(塩類集積層)が形成されています。表面は一見すると固そうに見えますが、薄い塩の層の下に泥や塩水が潜む場所もあり、人や動物が踏み込むと沈み込む危険があります。年間降水量は極めて少なく、夏の気温は50度を超えることもある過酷な環境です。
動植物の生息は非常に限られていますが、一部の塩生植物や特定の爬虫類・昆虫類が過酷な環境に適応して生息しています。人間の居住地はほとんどなく、砂漠の縁辺部にオアシス的な集落が点在する程度です。
ダシュテカヴィルはその厳しい地形ゆえに歴史的にも大きな障壁となり、交易路やシルクロードはこの砂漠を迂回するように発展しました。近年では砂漠のエコツーリズムや星空観察などの観光資源としても注目されています。
使い方・例文
地理の授業や中東の自然環境を学ぶ文脈で、ダシュテカヴィルはイラン最大の塩砂漠として言及されます。
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